Ready to Use凍結保存液とは?特徴・導入コストを解説

先日、株式会社リプロライフのテクニカルの方を当院にお招きし、Ready to Vitri kitという凍結液についての院内ワークショップを行っていただきました。

今回のブログはその時の参加レポートとなります。

Ready to Useの凍結液について


現在使っている凍結液はVitrification Solution Set110というものでディッシュという容器に凍結液を300μlずつ分注してから使用します。

※Vitrification Solution Set110です。自分たちで凍結液を分注します。

現行品は凍結液とディッシュを別々に購入しているため「使う分の凍結液+ディッシュ」のコストがかかります。

近ごろではReady to Useというすでに容器に凍結液が分注された状態で封がされてあり、フタを開けるだけですぐに使用可能のものが主流になりつつあります。

※Ready to Use凍結保存液です。すでに凍結液が分注されています。

すでに分注されているため凍結液のみのコストで凍結を行うことができます。

そこで、成績に差がないのであれば当院でも導入を検討したく、まずは凍結融解原理と現行品との相違点の説明、デモンストレーションを行っていただきました。

当日は元胚培養士の方が来て下さり、図を用いての説明や質疑応答、実際に私たちが体験する時間も設けてくださいました。

※当日使用した図です。

その日出勤していた胚培養士8名全員が手技を確認し、現行の凍結液と異なる点を体感することができ大変有意義な時間を過ごすことができました。

ディッシュの形状や凍結液の組成も変化しているため、慣れるまで練習が必要だと感じましたが、現行のものと比較して凍結時間が短縮でき耐凍剤毒性が低い(=胚に優しい)という点は大変魅力的に感じました。

また、分注という作業が1つ減ることで業務量も軽減できそうです。

まとめ

その後ラボ内でのミーティングを設けて話し合った結果、順次Ready to Useの凍結液に移行していくことになりました。

今後も最新の製品や技術を取り入れながらラボをアップデートし、更なる成績向上に取り組んでいきたいと思います。