培養室
【学会発表報告】第67回日本卵子学会学術集会NEW
2026年6月6日・7日に開催されました第67回日本卵子学会学術集会で、当院の胚培養士3名がポスター発表を行ってくれました。 今回は発表者から内容についてのブログになります。 ポスター発表:「卵子凍結実施施設別にみた卵子融解の成績」 今回の検討では、当院におけるこれまでの卵子凍結・卵子融解成績を集計するとともに、他施設で凍結された卵子を当院で融解した症例も含めて解析を行いました。その結果、卵子凍結…
unclaimed embryos(引き取り手のない胚)にしないために
第67回日本卵子学会学術集会に参加してきました。 学術大会のシンポジウム5は厚労科研共催セッション「凍結検体の保管体制の手引き」を議論するを主題とした発表でした。座長は聖マリアンナ医科大学産婦人科学主任教授でいらっしゃる鈴木直先生で、小児・AYA世代がん患者に対する妊孕性温存療法の第一人者としてご高名な先生です。 小児・AYA世代の妊孕性温存は凍結保存する期間が長期にわたるため、長期間安全に保管・…
Ready to Use凍結保存液とは?特徴・導入コストを解説
先日、株式会社リプロライフのテクニカルの方を当院にお招きし、Ready to Vitri kitという凍結液についての院内ワークショップを行っていただきました。 今回のブログはその時の参加レポートとなります。 Ready to Useの凍結液について 現在使っている凍結液はVitrification Solution Set110というものでディッシュという容器に凍結液を300μlずつ分注してから…
【学会参加レポート】AIが卵子の“成熟度”を見極められるか
時間があいてしまいましたが、2026年1月に開催された日本臨床エンブリオロジスト学会の参加レポートになります。 シンポジウムのテーマに「AIの導入がラボ業務にどのような変化をもたらすのか?」というものがありました。 受精卵・胚盤胞を評価するAIは以前からありましたが、卵子凍結が広く認知され多くの女性が行うようになったことからか、近年卵子の成熟度を評価するものが見られるようになったと思います。 妊孕…
ルッキズム重視?ガードナー分類について
前回のブログではAIによる胚培養士の主観に頼らない胚評価(iDAスコア)についてお伝えしましたが、今回はものすごく胚培養士の主観に頼った評価のお話です。 当院で採卵・胚凍結を行った患者様(保険診療の方は先進医療のタイムラプスをご希望された患者様)にお渡ししている「体外受精 胚凍結記録」にはガードナー分類というものも記載されています。 これはAIのように客観的な評価ではなく、胚培養士が胚のタイムラプ…
AI胚評価システム「iDAスコア」を導入します!
2026年3月より当院で採卵・胚凍結を行った患者様(保険診療の方は先進医療のタイムラプスをご希望された患者様)にお渡ししている「体外受精 胚凍結記録」にiDAスコアを記載することになりました。 今回は新導入されたiDAスコアについてのブログになります。 iDAスコアについて まとめ AI技術の進歩によって、胚評価はより客観的で再現性の高いものになりつつあります。当院でも、培養士の目とAIの解析を組…
【お知らせ】2025年 治療成績
2019年の開院から7年目になり、年間の治療実績をお知らせするブログも恒例になってきました。 今回は、2025年の実績を加えた開院からの治療実績、1年間ごとの妊娠率・出産率の最新版ブログになります。 治療実績 この表は2019年から2025年までの治療実績を示しています。当院では採卵件数が4年連続で年間1,000件を超えています。融解胚移植件数も年々増加しており、現在は年間1,000件に迫る実績と…
【お知らせ】胚培養士を募集します
採用情報 メディカルパークみなとみらいでは 今後の業務拡大に備え胚培養士を募集します! 培養室ブログをご覧頂き、誠にありがとうございます。 メディカルパークみなとみらいでは、 医学・農学・薬学・生物学に関する大学・大学院の卒業・修了者および2027年3月卒業・修了見込みのかたに向けて胚培養士の募集を行います。 ご応募お待ちしています!
凍結卵子を使うとき~そのステップとは?
近年卵子凍結についてのお話をよく目にするようになってきました。当院でも卵子凍結を実施しており2割の方がその後卵子融解をおこなっています。 第69回日本生殖医学会学術講演会にて当院の胚培養士が卵子融解についての発表を行っています。 https://medicalpark-minatomirai.com/cms/wp-content/uploads/2025/12/卵子融解.pdf では、実際凍結した…
「未来の妊娠のために」妊娠予後に関する調査ご協力のお願い
毎年11月になると、昨年当院で治療を行い妊娠された患者様の妊娠予後がわかるようになります。 その中でも体外受精や顕微授精といった生殖補助医療(ART)の妊娠予後は日本産科婦人科学会への報告義務があり、卒業される患者様にも報告をお願いしています。 今回は妊娠予後調査の重要性についてのブログになります。 ART実施登録施設とは? 当院は日本産婦人科学会の定めるART実施施設に登録されています。 以下の…
