院長

性教育の不足と人口減少について考えるNEW

これまでも触れてきましたが、日本では性教育が十分に行われているとは言い難い状況があります。こども家庭庁はプレコンセプションケアの一環としてサポーター制度の整備を進めていますが、そもそも初等教育の段階で「人生設計の中で生殖をどう位置づけるか」「妊孕性には限界があること」などの基本的な情報が十分に伝えられてきたとは言えません。 性教育の不足が少子化の唯一の原因ではありません。少子化は経済、価値観、労働…

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機動戦士ガンダムと新世紀エヴァンゲリオンNEW

この二大アニメ作品は、放映時期も時代背景も異なりますが、私にとってはどこか似た位置づけにあります。どちらも当初はリアルタイムで観ていなかったのですが、後に深く惹かれた作品です。共通点は、どちらも「友人に勧められて見始めた」ということ。私は高知出身で、当時『機動戦士ガンダム』は通常の時間帯では放映されておらず、人気が出た後に早朝枠で再放送されていました。朝が苦手だった小学生の私には、早起きしてテレビ…

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初孫誕生

なんと、このたび私に初孫が誕生しました。長男に子どもが生まれたのですが、正直なところ、まだどこか現実味がありません。「私のような者にも孫が来てくれたのか」と思うと、ただただありがたく、不思議な気持ちになります。 孫ができるということは、同時に自分がそれなりの年齢になったという事実を突きつけられる瞬間でもあります。老いは誰にとっても避けられず、受け入れていくしかありませんが、いざ本当に孫が生まれると…

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湾岸ミッドナイト

「湾岸ミッドナイト」は少し古い漫画ですので、特にお若い方はご存じないかもしれません。ただ、現在(6月8日まで)期間限定でネット上にて無料公開されており、ぜひ一度お読みいただきたい作品ですので、ご紹介させていただきます。 作品としては、いわゆる“車漫画”で、違法ではありますが首都高速湾岸線で最高速を競い合うというテーマが物語の主軸です。しかし、その中で語られるチューナーたちの言葉の数々が、ある意味で…

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産休・育休と職人気質

先日、ある市の市長が産休を取得するというニュースがSNSで話題になっていました。私としては、そのような立場の人こそ率先して産休・育休を取ることで、他の職種にも波及効果が生まれると歓迎すべきだと感じていました。しかしSNSでは、批判的な意見も少なくなかったようです。 おそらく、一定の役職に就く人は限られた任期の中で仕事に専念すべきだ、という考え方が背景にあり、それが批判につながっているのでしょう。 …

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開院7周年、8年目へ

おかげさまで、当院はこの5月で開院7周年を迎えることができました。8年目に入るにあたり、改めて身の引き締まる思いでおります。まずは、これまで当院を信頼し、支えてくださった患者の皆さまに心より御礼申し上げます。また、診療連携にご協力いただいている けいゆう病院、聖路加国際病院、癌研有明病院、そしてメディカルパークグループの病医院の先生方・スタッフの皆さまにも、深く感謝申し上げます。 2019年の開院…

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こどもの日に寄せて

少し過ぎてしまいましたが、5月5日はこどもの日。毎年この日に子どもの数が公表され、少子化が着実に進んでいる現実を改めて突きつけられます。今年も過去最低を更新し、日本の少子化はもはや「受け入れざるを得ない事実」となって久しい状況です。 子どもを産み、育てることは、生物として極めて重要な“仕事”でした。原始の世界では、その役割に疑問を抱く余地はほとんどなく、一定の出生率は自然と保たれていたはずです。む…

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プライドをかけた戦い

人には誰しもプライドがあります。普段は温厚な方でも、大切にしているプライドが傷つけられた瞬間、まるで別人のように豹変することすらあります。それほど、プライドとは人にとって重要なものなのでしょう。深く傷つけられたときには、争いに発展してしまうこともあるのかもしれません。過去の戦争の多くも、イデオロギーや宗教の違いの背後に、実は“プライド”が絡んでいたとも考えられます。このようにマクロな視点で見ると、…

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医療訴訟と合併症

我々産婦人科医にとって忘れられない事件に、福島県立大野病院での癒着胎盤による母体死亡の事例があります。後ほど触れますが、医療には100%の安全は存在せず、どれほど医療従事者が尽力しても、一定の確率で合併症は起こってしまいます。産科では、妊娠・分娩中の急変により母子が命を落とすことは極めて稀ではあるものの、毎年発生しています。突然の大量出血や胎児の急変など、産科医療は常にリスクと隣り合わせです。 し…

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不妊カウンセリング学会養成講座に参加して—— 生殖の権利をめぐる日本社会の歩み

先日、不妊カウンセリング学会の養成講座に出席し、北村邦夫先生の座長を務めさせていただきました。北村先生は、日本における性と生殖の健康・権利(SRHR)の普及に長年尽力されてきた方であり、その歩みは後世に確実に残るだろうと感じています。 SRHRとは、「妊娠するかしないか、いつ産むか、何人産むかを自分で決める権利」を指します。しかし日本では、特に女性の権利としてこの考え方が十分に浸透してきたとは言え…

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