院長

体外受精(基礎編)

今回は不妊治療においても現在最も高度なものになる、体外受精についてのお話ですが、長くなってしまうと思いますので、まずは基本的な内容として「基礎編」としてお話させていただきます。 体外受精とは文字通り、通常女性の体の中で起こる受精現象を体外に取り出して行う治療です。世界初の体外受精はイギリスで卵管に問題のある患者さんに対して行われており、1978年に女児が誕生しております。元々は家畜などの哺乳類で行…

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人工授精

今回は人工授精についてお話させていただきます。人工授精の“授精”の“授”には手偏がついておりますが、文字通り、人工的に“精子を授ける”方法です。AIH(Artificial Insemination of Husband )と言われることもありますが、この場合は夫の精子を人工的に注入する方法を意味します。それに対してドナー精子を用いる方法は、AID(Artificial Insemination …

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タイミング療法

タイミング療法(タイミング指導)とは、妊娠しやすい時期を医学的に確認、性交のタイミングをご教示する方法です。月経周期が順調な方であれば、月に1回排卵が起こりますので、そのタイミングに合わせて性交渉を持ては妊娠の可能性が高くなります。ただ、海外のガイドラインなどでは不妊治療としては捉えられていないようです。妊娠を試みてうまくいかないからこそクリニックなどを受診しているわけですから、それなりのタイミン…

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縫合・結紮手技

縫合・結紮とは、縫い合わせ、糸を結ぶことを指しますが、重要な手術手技のひとつとなっております。まさにお裁縫のようですが、手術用の糸で血管を縛り止血したり、切開した部位を縫い合わせたりする技術です。医学生の試験にもこの手技が入っておりますが、学生の間はその手技がどのようなもので何が大切か、が最低限わかっていれば良いため、細かな技術までは問われません。よって、国家試験合格後、医師として外科系の科を目指…

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手術の適応

我々が良く使う専門用語で「適応」という単語がありますが、一般の方々には耳慣れないかもしれません。通常はその状況に合っていること、を示すのですが、医学用語としては、例えば手術などの治療の際、治療に伴う副作用や合併症などのリスクに見合った効果が得られると考えられる場合に「適応」がある、と表現します。リスクが大きすぎる治療法のみならず、どのような治療法にも少なからず副作用はありますから、不必要な治療、す…

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夏休み明けの自殺

私のブログ、おそらく小中高生でお読みになっている方々はほぼ皆無かもしれませんが、どうしても気になるニュースがありましたので、記しておきたいと思います。もしかしたら、まさにそのような状況に置かれた方々のひとりにでも届けばよいなぁ、と考えます。 気になるニュースとは、夏休み明けの自殺が多いというものです。いじめがすべての原因ではないかもしれませんが、休みが明けて登校する際に、またあの地獄に戻るくらいな…

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社会性不妊と卵子凍結

「社会性不妊」という言葉があります。私自身はあまり好きな言葉ではないのですが、病気が原因となる「医原性不妊」に対する言葉として使用されます。すなわち、社会的な制約で産みたくても産めない状況を指し、保育所問題や、キャリアアップのためなどによる妊娠・出産時期の先送りがその一例です。 妊娠・出産は非常に個人的なことでもありますが、同時に個人の置かれている政治的・社会的環境によって左右されてしまいます。妊…

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中学生からのインタビュー(仕事について)

先日、将来なりたい職業について調べようという、とある中学校の課題のお手伝いをさせていただくご縁がありました。具体的には、6名の女子中学生が当院に来院、私がインタビューを受ける、というものです。彼女たちが自分たちの将来についてどのように考え、また、医師についてどのようなイメージを持っているのか、私としても大変興味がありました。 彼女たちはいろいろと下調べしてからいらっしゃっており、「医師になって辛か…

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がん生殖医療と卵子凍結 1

白血病やがんなどに用いられる化学療法や放射線治療は、生殖腺(卵巣・精巣)にダメージを与えてしまうことがあります。治療法の種類にもよりますが、そのダメージが不可逆な場合には、不妊に繋がってしまいます。よって、めでたく治療が終了し治癒、または緩解したとしても、妊娠が出来なくなってしまうことがあるのです。一昔前でしたら、がんが治って命が助かったのであれば、妊娠は贅沢だ、などと言われたこともあるようです。…

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学会ガイドライン

先日、日本産科婦人科内視鏡学会のガイドラインが届きました。作成に委員として協力いたしましたので、学会からお送りいただいたようです。 ガイドラインの作成ですが、それは大変な作業です。今回委員を務めさせていただいた内視鏡のガイドラインは、5年前に用いられたMINDSというシステムから、GRADEという比較的新しいシステムに変更されて作成されました。MINDSシステムでは、論文のエビデンスレベルに基づき…

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