“熱い”方々
先日のことですが、メディカルパークグループの忘年会がありました。一応私は院長ですので、喪中ではあったのですが、参加させていただいた次第です。他の医療法人での忘年会では、患者さんをご紹介くださる他院の先生方や、政治的なつながりのある方々をお呼びすることが多いのだそうですが、桐杏会(メディカルパークグループ)は基本的に本院、分院のスタッフがほとんどで、来賓の方は少なかったです。田中理事長の方針だと思うのですが、我々働いている者にとっては、普段お世話になっている分院・本院のスタッフの方々と交流できる貴重な場でありました。
来賓の方々の中に、田中理事長の大好きなバンドのGoing Undergroundの方々がいらっしゃいました。昨年の忘年会ではライブを行っていただいたのですが、今回はゲストとして招かれていました。
乾杯のご挨拶にボーカル/ギターの松本様がご指名されたのですが、そこでギター一本で一曲やってくれました。曲はもちろん、メディカルパークグループのCMに使用されている、“爆音ノ四半世紀”でした。さすがプロ、ギターだけでもしっかり聴かせてくれました。私は田中理事長の隣の席だったのですが、その歌の出だしから田中先生、涙してました!感動されたのでしょう、隣でしかと目撃いたしました。
この歌、とてもいいのです。最初の歌詞が、“この瞬間の為にちゃんと負けてきた”なのですが、もちろん、バンドのこれまでの苦労を描いたものではあるのでしょうが、田中先生にとっては、メディカルパークグループのこれまでが重なったのではないでしょうか。私もそうなのですが、失敗したことの無い方はいらっしゃらないと思います。それでも努力を続けていかなければ未来は拓けません。諦めずにそのさらに先を目指すには、“負けて”も“賭けて”そして“負けて”を繰り返し、這いつくばって夢を掴み取れるように努力する“挑戦者”であり続けるしかありません。順風満帆に見える田中先生も、おそらくこれまで様々な挫折があったのかもしれず、それが涙に繋がったのだと思います。
“ちゃんと負ける”この言葉の重さが分かるのは、挫折をした辛い経験があるからでしょう。私も陰ながら自分にできる努力を続ける“挑戦者”でありたいと、あの方々の “熱い”思いを少し分けていただけました。この熱さを活力に、来年もまた頑張りたいと思います。