【お知らせ】開院から2023年までの人工授精の成績

開院した2019年5月から2023年12月までの当院で実施した人工授精(AIH) 2173周期(824人)の治療成績をまとめました。

1人あたりの平均実施回数   2.7回(1-19回)

妊娠した方の平均実施回数   2.0回(1-7回)

1生理周期あたりの妊娠率   6%(130/2173)

1人あたりの妊娠率      16%(130/824)

*妊娠:臨床妊娠(胎嚢が確認できたもの)としています。

824人に平均2.7回の人工授精を実施し、そのうち妊娠した方は130人で妊娠率は16%でした。

累積妊娠率は1回目で7%、2回目で11%、3回目で14%と上昇していき、4回目以降はほぼ横ばいとなっています。このことから人工授精が有効だと考えられるのはおおよそ4回くらいと考えられます。

次に女性の年齢と妊娠率をみると、38歳以降で妊娠率の低下がみられます。

また、施行回数と妊娠率をみると、5回目以降で減少していることがわかります。

まとめ

人工授精で妊娠した方の97%は4回目までに卒業されています。

もちろん5回目以降でも妊娠例はあるため一概には言えませんが、4回目までに妊娠しなかった場合人工授精を続けても妊娠に繋がりにくいと言えそうです。

女性年齢と妊娠率のグラフで示したとおり、年齢が38歳以上の場合は妊娠率の低下がみられるため、早めのステップアップをお勧めいたします。

ご質問などございましたら、お気軽にスタッフにご相談ください。