【お知らせ】第11回日本がん・生殖医療学会学術集会参加
久々のブログの更新です。
タイトルの通り、日本がん・生殖医療学会に参加しました。当院も昨年に日本産科婦人科学会の施設認定を受けまして、今後より情報を集め、学んでいく必要があります。
今回は培養士(技術者側)からの情報提供に関する取り組みや、技術の工夫などの紹介があり、大変勉強になる事が多かったと感じています。
話の主軸としては「がん治療前の妊孕性温存」→「卵子凍結」という事になる訳ですが、凍結した卵子の安全管理や、より洗練された技術・情報提供が求められるという事だと思います。
安全管理について
先日も大きな地震があった事は記憶に新しいかと思います。当院所在地である横浜市中区桜木町も最大震度4で、一部のエリアで停電もあったとか…
当院(当ビル)については影響はありませんでしたが、保管卵子の安全管理について改めて考えさせられる事になりました。本学会でも取り上げられていましたが、よりよいリスク管理が出来る仕組みを導入すべく検討したいと考えています。
情報提供について
メディカルパーク横浜youtubeチャンネルで、生児獲得に必要な卵子数について海外のデータを考察し動画内で紹介しましたが、結局のところ自分たちの施設内でのデータを引用する事が最も説得力があるのかもしれません。
残念ながら現時点では、十分な自施設データがありません。今後診療や症例を重ねる中で情報提供できるデータをお示しできればと思います。
学会で得られた情報をもとに、設備環境をより良いものにしていきたいと思います。進捗がありましたらこちらでご報告致します。