【お知らせ】生殖医学会演題発表

 この度、メディカルパーク横浜・培養士1名から11月3日、4日に行われた第67回日本生殖医学会学術講演会・総会へ1演題のポスター発表を行いました。菊地院長をはじめ、スタッフの皆様の協力あってこその発表であったと思っております。また今年は数年ぶりの現地開催のみでオンデマンド配信はなく参加者も多かったために、例年になく活気ある学会となりました。

 演題内容は「胚移植前のHCG子宮内注入法について」です。

 本来HCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とは胚が着床すると分泌されるホルモンです。HCGを胚移植前に子宮内に注入することによって免疫状態が補正され、子宮内膜への着床を促すことによって、妊娠率が向上したという報告を元に当院でも検証してみた所存です。

 検証の結果としては、グレードの最も良い胚盤胞を移植する際にHCG注入を行うことで妊娠率がより高くなることが分かりました。この方法は以前当院で行っていた方法であり、今年4月の保険適用から除外されてしまったため現在は自費での移植のみ対応しております。保険診療内では施行できませんのでご了承ください。

 ご興味のある方は診察時に医師の方へお申し出いただけますよう、お願い致します。