【お知らせ】培養液アップグレード

 メディカルパーク横浜では培養液のアップグレードを行います。
世界最先端の培養液の1つであるGM-CSF含有培養液を採用します
GM-CSFについては過去のブログで他スタッフもご説明させていただいておりますのでご参照ください。

過去ブログはこちら

   

この培養液におけるメリット、デメリットは次の通りと言われております。

メリットデメリット
免疫細胞を増やし、着床・妊娠維持を促す細胞数を増やし、胚発育を促進させる培養液の変更による培養環境の変化
費用が高い

*図1~4参照

 

 卵子の老化に対する染色体異常改善については報告がありませんが、それ以外の内膜症罹患(サイトカインバランスの乱れ)、GM-CSF発現不全(原因不明反復流産)などにこの培養液が効果を発揮する事を期待しております。

  

 新しい培養液になりますが、こちらの培養液については少しずつデータが集まってきております。最大のポイントは「使い方」「使うタイミング」であると示唆されています。逆にいえば効果がある症例が限られている(潜在的である)可能性が高いという事です。

「GM-CSF 体外受精」と検索すると、この培養液を採用されている他施設様の情報も見る事ができます。その際には培養中に使用する、胚移植時に使用する、両方で使用する…この辺りで選択する事ができるかと思います。

  

 期間中は全てのステップ(培養から移植まで)をこのGM-CSF含有培養液に切り替える事が可能です。メリットに関しては、患者様の背景によって差が出てくるかもしれません。しかし、1人1人と向き合った時、少しでも多くの方の培養成績が改善する事を目標として採用致します。デメリットに関しては幸い当院で使用している培養液のベースが同じなので、大きく培養環境が変わる事はないと見込んでいます。また費用については期間限定になりますが患者様のご負担が出来るだけ小さくなるよう設定させていただいております。診察時にご相談させていただきます。もちろん、従来の培養液を選択する事も出来ますので採卵希望時に医師へお申し付けください。

  

 現在体外受精を受けられる方におきましてはご理解の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。転院を含め、体外受精へのステップアップを視野に入れている方がおりましたら是非この機会に検討いただければ幸いです。キャンペーン価格期間は6/1~8/31を予定しております。ご不明な点がありましたら培養室の方までお問合せ下さい。

 治療データの一部は個人情報に十分注意したうえで学会等に報告する事がございます。ご了承ください。

  

*オリジオジャパンよりデータ提供