東京MXテレビ

先日、突然のご依頼をいただき、東京MXテレビの「堀潤激論サミット」に出演させていただきました。テーマは卵子凍結についてで、30分番組ながら、多岐にわたる内容をお話しさせていただく機会をいただきました。院長ブログは毎週水曜日に更新しているため、このブログが公開される頃には、私の出演回の見逃し配信期間も残り数日となっているかと思います。https://tver.jp/episodes/ept79q0gr3

夕方の収録に合わせてスタジオ入りしましたが、放映時間は20時57分からで、ほぼ生放送と同じような形式での収録でした。CMの時間もリアルタイムで進行し、司会の堀潤様が見事な進行役を務めてくださいました。そのおかげで、私は指示に従いながらお話しするだけで、予定通りに収録を終えることができました。

収録前には簡単な打ち合わせと一応の台本がありましたが、ディレクターの方からは「台本通りに進まないこともよくありますので、自由にお話ししてください」とのお言葉をいただきました。そのため、話がまとまらなくなるのではと心配しておりましたが、さすが堀さんの手腕のおかげで、必要な内容を時間内にしっかりと伝えることができたと感じています。他局での経験では、台本に厳格に従う形式だったこともあり、放送局ごとの違いを改めて実感しました。

肝心の放送内容については、ぜひご覧いただければと思います。自治体や企業が卵子凍結に対する支援を始めたことは歓迎すべき進展だと思います。10年前に浦安市で卵子凍結プロジェクトを実施した際には、多くの批判や脅迫電話に直面しましたが、それと比較すると社会が大きく変化してきた証拠でしょう。しかしながら、卵子凍結を希望する、または必要とする女性がこれほど多い現状は、依然として子育てしやすい社会の実現には遠い道のりが残っていることを示しているのかもしれません。

5月18日に私が会長を務める日本不妊カウンセリング学会では、「未来を見据えるプレコンセプションケア」をテーマに掲げております。妊娠・出産について、社会全体で考える機会を設けることが重要だと考えております。今回の東京MXテレビでの議論は、そのような観点を反映する内容となり、堀潤様をはじめ共演者の皆様には心より感謝申し上げます。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。