学生講義とYouTubeチャンネル

私は現在でも客員准教授として大学に籍を置いております。それ故、年一回は医学生に講義を行っており、医学生との交流は私にとっても勉強になりますし、今の医学生の考えを知る良い機会でもあります。

ただ、今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、通常の講義形式の様に集団で行うことができません。他の大学でも様々試みられておりますが、順天堂大学はオンデマンド形式でのビデオ視聴としたようです。

先日、その講義の録画に出向いてまいりました。東京に向かうのはやや心配ではありましたが、東京駅も閑散としており人がまばらで、外出自粛の効果が一定程度あることが実感できました。ただ、大学は大学病院と同じ場所にあり、病院自体は患者さんがある程度通院する必要があるためか、それなりに人が多かった印象です。

さて、肝心の動画録画ですが、パワーポイントで作成したスライドを供覧しながらカメラに向かって喋る、という形式であり、当院で行っているYouTubeの説明会などとほとんど変わらず、さほど手間取らずに録画することができました。90分の講義で、89分30秒、しっかりとお話させていただきましたが、やはり質疑応答や、学生の反応が見えないのは残念ではありました。

内容的には学生向けなのですが、一般の方々にとっても不妊の知識を深めるという意義は大きいと思いますので、この内容の一部を今後YouTubeチャンネルにアップしていきたいと考えております。さすがに90分は長すぎますので、いくつかに分けてお話しするつもりです。ただ、内容によってはYouTube側から“不適切”と判断されてしまう可能性もあり(性について過激な表現と判断される可能性です)、ある程度内容は検討させていただきます。外出自粛の中、お時間がありましたら、ご視聴いただければ幸いです。