バレエ鑑賞のひとときNEW
実は、私の娘はバレリーナです。最近、とあるバレエ団に入団したばかりで、現在は「コールド」と呼ばれる、主役の背後で踊る群舞の役を務めています。まだ目立つポジションではありませんが、プロとして舞台に立ち、仕事として取り組んでいる姿を見ると、親としては応援せずにはいられません。少し前になりますが、娘の出演する公演を観に行ってまいりました。 演目はチャイコフスキー作曲の『白鳥の湖』。彼の代表的なバレエ作品…
「996」という働き方──ポルシェではなく、中国の労働文化の話
「996」と聞いて、車好きの方ならポルシェ911シリーズのうち、水冷化された初代モデル──通称「涙目」──を思い浮かべるかもしれません。発売当初は賛否両論ありましたが、今では一定のファン層を獲得しているようです。しかし今回のテーマは車ではなく、近年中国で問題視されている「働き方」の話です。 中国IT業界に根付いた「996」「996」とは、朝9時から夜9時まで、週6日働くという勤務スタイルを指します…
【お知らせ】新しいスタッフが増えました!
2025年3月卒業の新卒スタッフが、4月に入職し4ヶ月が立ちました。 本年は2名のスタッフを迎え、お互いに切磋琢磨しながら培養室で業務に励んでいます。 試用期間も終了し正式に培養室スタッフの一員となりました二人に、それぞれコメントをもらいました。
いのちについて考える季節に
毎年8月になると、広島・長崎の原爆の日、御巣鷹山の事故、終戦記念日、そしてお盆と、いのちにまつわる出来事が続きます。否応なく、私たちは「いのち」について思いを巡らせることになります。私自身、職業柄いのちと向き合う日々を過ごしてきました。以前もお話ししたように、これまで多くの恩師を見送ってきた経験から、その儚さと尊さを痛感せずにはいられません。 先日、人気作品『鬼滅の刃』について話す機会がありました…
@Linkアプリ・メールアドレス登録のお願い
当院では、凍結保存期限の前日にお知らせメールが自動送信されるようになりました。 対象は、2024年以降に胚盤胞・卵子・精子の凍結保存を開始した方、または凍結更新手続きを行った方のみとなります。 2023年12月31日より以前に凍結保存を行い、保存の終了または更新手続きを行っていない方は対象外となりますのでお心当たりのある方は至急当院までご連絡ください。 凍結保存期限のお知らせメッセージ・メールの受…
卵子凍結についての取材を受けて
私は浦安市のプロジェクトに携わったこともあり、最近、卵子凍結に関する取材の機会が増えております。先日も日経新聞からご依頼があり、取材に応じさせていただきました。記事はすでに公開されており、有料ではありますが、ご覧いただける方はぜひ読んでみてください。記者の方は、非常に丁寧かつ時間をかけた取材をされており、私も様々な角度からお話させていただきました。ブログでは、その内容を詳しくご紹介することは控え、…
命を継ぐということ──『鬼滅の刃』の感想
先日、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』を観に行ってきました。公開からわずか10日間で興行収入128億円、観客動員910万人を突破した記録的ヒット作。休日だったこともあり、劇場は満席。世代を超えて多くの人々がこの作品に心を寄せているのだと、改めて実感しました。スクリーンに映し出されたのは、命を削って戦う人間たちと、死を拒む鬼との壮絶な戦い。ネタバレになるかもしれませんが、猗窩座は愛…
慰労会の開催に寄せて
先日、医療法人桐杏会・メディカルパークの理事長である田中先生に、メディカルパークみなとみらいのスタッフの慰労会を開催していただきました。田中先生のブログでもご紹介されていますが、感謝の気持ちを込めて、こちらでもご報告させていただきます。 開院から7年、さまざまな出来事がありましたが、患者さんはもちろん、スタッフの皆さんに支えられて、ここまで継続してくることができました。今回の慰労会は、田中先生が当…
取材の「対価」について、ふと立ち止まって考えてみたこと
大学時代から現在に至るまで、新聞やテレビなどのマスメディアから取材依頼をいただく機会が時折あります。それはクリニックの広報活動の一環としての「案件」ではなく、記者の方が専門的な記事を執筆するために、取材対象として協力を求めてくださる、いわゆる本来の意味での「取材」です。 これまで私は、取材が無償であることに特段の疑問を持たず、自然に受け入れてきました。テレビ出演では出演料をいただくこともありますが…
若者よ、「票」で未来を奪還しよう──私たちはいつまで傍観者でいるのでしょうか
気がつけば、この国は「高齢者のための国」になってしまいました。 そして私たち若い世代──いや、かつて若者であった中高年層も含めて、その構造を黙認する「観客」として生きているのかもしれません。選挙のたびに繰り返されるのは、高齢者層への過剰な配慮と、若年層の沈黙という無言の帰結です。なぜ、こうした状況になるのでしょうか。答えは明確です。投票に行くか行かないか──たったそれだけで、政治の方向は変わります…