新年のエールNEW

私は大学時代から、腹腔鏡下手術や不妊治療、生殖医療に携わってきました。これまで多くの患者さんと向き合ってきた経験が、今の私を形づくっています。その経験を次の患者さんへ還元したいという思いから、今も変わらずこの仕事を続けています。しかし、妊孕性が年齢によって大きく影響を受けることは、残念ながら否定できない事実です。大学時代、ある患者さんからいただいた言葉が今も胸に残っています。「今まで何も悪いことも…

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新年最初の院長ブログ

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 おかげさまで、当院も無事に新年を迎えることができました。患者さんをはじめ、ご紹介いただいている他院の先生方、連携・提携施設の皆さま、そして私を支えてくださっている副院長、非常勤の先生方、スタッフの皆さんのお力添えによるものと、心より感謝申し上げます。 今年最初のブログでは、当院の「今年の抱負」についてお話ししたいと思います。昨…

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皆様、今年一年誠にありがとうございました。

本日で2025年も締めくくりとなります。メディカルパークみなとみらいは先週末に仕事納めを迎えましたが、今年も大きな事故なく無事に一年を終えることができました。通院いただいた患者さんのご協力、そして日々尽力してくれたスタッフのおかげです。院長として心より感謝申し上げます。 さて、2025年の不妊治療の実績をご報告いたします。採卵件数は卵子凍結を含め 1,274件、胚移植は 994件(2段階ETの1段…

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凍結卵子を使うとき~そのステップとは?

近年卵子凍結についてのお話をよく目にするようになってきました。当院でも卵子凍結を実施しており2割の方がその後卵子融解をおこなっています。 第69回日本生殖医学会学術講演会にて当院の胚培養士が卵子融解についての発表を行っています。 https://medicalpark-minatomirai.com/cms/wp-content/uploads/2025/12/卵子融解.pdf では、実際凍結した…

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メディカルパークグループ(桐杏会)忘年会

本年も残すところあと1週間となりました。振り返れば今年もさまざまな出来事がありましたが、無事に新しい年を迎えられそうで、ほっとしているところです。 そんな中、先週末にはメディカルパークグループの忘年会が開催されました。グループ全体の忘年会であり、本院・分院あわせて13院からスタッフが集まり、さらに多くの来賓の方々にもご参加いただき、たいへん盛大な会となりました。 忘年会に先立っては、13院の院長が…

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聖路加国際病院との共同プレスリリース

先日、聖路加国際病院とリプロダクションクリニック大阪と共同で、とても嬉しいプレスリリースを行うことができました。 聖路加国際病院女性総合診療部を中心とする医療チーム(聖路加国際病院、メディカルパークみなとみらい、リプロダクションクリニック大阪の共同)により、移植した卵巣組織から得られた卵子を用いた妊娠・出産が成功したというご報告です。 移植卵巣から得た卵子による妊娠・出産に成功 | 学校法人聖路加…

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AIに駆逐されるホワイトカラー、生き残るのはブルーカラーか?―仕事の意義と尊厳を問い直す時代へ―

はじめに:米国で起きている静かな革命いま米国では、大学進学よりも「手に職」を選ぶ若者が急増しています。彼らは「ツールベルト世代(Toolbelt Generation)」と呼ばれ、建設業、電気工事士、調理師などの職業訓練校を選び、腰の工具で未来を切り開こうとしています。背景には、大学教育の費用対効果への懐疑、そしてAIによるホワイトカラー職の代替への不安があります。この現象は、単なる進路選択の変化…

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「未来の妊娠のために」妊娠予後に関する調査ご協力のお願い

毎年11月になると、昨年当院で治療を行い妊娠された患者様の妊娠予後がわかるようになります。 その中でも体外受精や顕微授精といった生殖補助医療(ART)の妊娠予後は日本産科婦人科学会への報告義務があり、卒業される患者様にも報告をお願いしています。 今回は妊娠予後調査の重要性についてのブログになります。 ART実施登録施設とは? 当院は日本産婦人科学会の定めるART実施施設に登録されています。 以下の…

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WHOからの不妊治療ガイドライン発表

先日、WHO(世界保健機関)から不妊治療に関する国際ガイドラインが発表されました。これを機会に、米国(ASRM)やヨーロッパ(ESHRE)の生殖医学会のガイドラインと比較しつつ、原因不明不妊の治療方針について整理してみたいと思います。 原因不明不妊とは、検査をしても排卵障害・卵管因子・男性因子などが見つからず、明確な原因が特定できない不妊のことです。全体の約20〜30%がこのカテゴリーに該当すると…

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臆病な自尊心と尊大な羞恥心——“柱になる”ことの逆にあるもの

なぜか昔から、私は他者から“マウント”を取られることが多いようです。学生時代の同級生から、子どもができてからは他のお子様の親から、そして医師になってからは他の医師から。おそらく、私がぼんやりしているように見えるからかもしれません(笑)。でも不思議なことに、そうした様子を見ていると、むしろ相手の方がかわいそうに思えてくるのです。SNSを眺めていても、誰かを見下すことで自分の価値を確かめようとする人が…

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